アカペラで渋谷を魅了した『SHIBUYA A CAPPELLA STREET』

SHIBUYA A CAPPELLA STREET ライブレポート

渋谷の街を美しい歌声で包むアカペライベント『SHIBUYA A CAPPELLA STREET』が、6月23日(日)に開催された。

同イベントは、全国各地で活動しているアカペラグループを対象に、アカペラナンバー1アーティストを決めるというもの。まず、予選として昼公演が行われ、18:30の夜公演に出演するアーティストが選抜された。

今回出演を果たしたのは、edo、高橋メーデル、neon tetra、パラクパニール、窓の満月、ENASAK、Radiotic、ババbarber・バーババの8組。予選を抜けてきただけあって、やはり全体的にクオリティが高かったのだが、同時にアカペラの新たな可能性も感じることができた素晴らしいイベントだった。

まず最初に出演したのは、本イベントのゲストバンド・Sonic〆。明治学院大学アカペラサークル・Musik SpielのOBバンドである彼らは、この日1日限りの復活を果たし、男性リードヴォーカルを主軸に、ハスキーな女性ボーカルが綺麗に調和する圧倒的な歌唱を披露して、本イベントを盛り上げるにふさわしいスタートを切った。

Sonic〆が見事なパフォーマンスを魅せ、会場をアゲると続いて登場したのは選抜組の一組・edo。技術もさることながら、よく響くリードヴォーカルが観客の心を掴んでいたが、何より特筆したいのはパーカッションサウンドの上手さだ。タイム感とビート、シンバルの音色がヴォーカルの良さをさらに際立たせている印象を強く受けた。アカペラの特性でもあるハーモニーもうまく重なって、堂々たるステージングを魅せつけた。

2組目の高橋メーデルはレキシ、相対性理論といったメジャーアーティストをバンド特有のセンスで表現していく様子が、原曲の匂いを感じさせながらも、一つのオリジナリティあふれる作品が作られていく過程のようで、崇高な世界観を感じさせる。続いて出演したneon tetraは、幻想的なステージの雰囲気に合わせるような優しいヴォーカル、それにぴったりと寄り添うようなコーラスワークがバンドの温かい世界観を表現し、バンドがつむき出す作品に聴き入っている観客の姿が印象的に映った。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

続いて出演したneon tetraは、幻想的なステージの雰囲気に合わせるような優しいヴォーカル、それにぴったりと寄り添うようなコーラスワークがバンドの温かい世界観を表現し、バンドがつむき出す作品に聴き入っている観客の姿が印象的に映った。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

ベースラインが印象的な欅坂46の「風に吹かれても」を1曲目に披露したパラクパニールは、一転、次曲でミステリアスなヴォーカルを聴かせ、会場をスリリングな雰囲気に包んでいく。それに合わせて妖艶なヴォーカルが怪しく会場を支配し、幅広い音楽性を表現するバンドとしての存在感を観客に植え付けるステージングとなった。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

続いてはゲストとして、女声2人、男声3人の5声からなるアカペラグループ・sinfoniaがステージに登場。バンドは今年4月に結成されたばかりとのことだが、リードヴォーカルはもちろん、中低音のコーラスが綺麗に響き、ベースラインがボトムをしっかりと支え、バンドの確かな安定感がパフォーマンスを通じて感じられた。芯があり、さらに柔らかさを感じさせるリードヴォーカルと太めのコーラスが特徴的な窓の満月は、ヴォーカルを支えるパーカッシヴなサウンドがリアリティさを植え付ける。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

次に登場したENASAKは耳をひきつける声質、ハーモニーを綺麗に響かせ、確かなスキルを魅せつけた。熱気あふれる会場をさらに盛り上げていき、次なるアーティストへと引き継いでいく。

Radioticは、アグレッシヴなベースラインと耳に馴染みやすいリードヴォーカルが映えるパフォーマンスを披露。宇多田ヒカルや椎名林檎などをハイトーンヴォーカルで見事に表現し、観客の喝采をさらうと、選抜組最後となるババbar bar・バーババが登場。今まで出演したグループに引けを取らない圧倒的な声量とタイム感、超ロングトーンでバンドの存在感を強くアピールした。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

さらにゲストとして、本イベントのMCを務めた山本彩加が所属するグループ・たびともが登場。圧倒的なパフォーマンスを披露し会場を沸かすと、MCではフジテレビ系音楽番組『全国ハモネプリーグ』に出演が決定したことを発表。これには会場からこの日一番の歓声が上がった。

そして、トリには本イベントのアンバサダーであるNagie Laneが出演し、本イベントのテーマソング「楽器が買えないわけじゃない」など全8曲を披露。楽器がないからこそ楽しめるアカペラならではの醍醐味をバンドを通して感じることができた、そんなステージだった。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

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本イベントでは、開始前にはすでに多くの観客が詰めかけ、イベント終了時には身動きがとれないほどの観客で埋め尽くされていた。これは日本屈指の街である渋谷で行われたことももちろんあるのだろうが、前日にイベントをチェックしていた観客も多数いたくらいこのイベントにおける注目度の高さが伺える結果となった。楽器がないからこその楽しみがあるアカペラの今後の動向に期待が高まる。

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

SHIBUYA A CAPPELLA STREET 受賞結果一覧

<Nagie Lane賞>

■Nagie Lane Monthly Live 『#ツキナギ』OpeningAct出演権
neon tetra

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

<50Fes賞>

■50Fes2020 無料出演権、50Fes2020 所属サークル5バンド無料出演権
パラクパニール

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

<YUI ENTERTAINMENT賞>

■アーティスト活動バックアップ権
髙橋メーデル

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

<渋谷観光大使 小宮山雄飛賞>

■音楽ギフト券15,000円分贈呈
ババbarber・バーババ

SHIBUYA A CAPPELLA STREET

<最優秀アーティスト賞>

■MUSIC TRIBE 出演権、Mudiaファイナルゲスト出演権、ハモニポン記事掲載
窓の満月

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関連リンク

■オーディエンス参加型ライブグランプリ「Mudia」 オフィシャルサイト